本当に大丈夫?家族信託のデメリットと回避

本当に大丈夫?家族信託のデメリットとその回避方法

家族信託とは

最近少しずつ浸透しつつある「家族信託」という言葉。終活を考えだしたり、親が高齢であったりすると気になる言葉ですが、そもそも「家族信託」とは何なのでしょうか。
こちらでは、その「家族信託」について、多くの方が心配される家族信託を利用した際のデメリットを詳細に確認するとともに、家族信託のデメリットを回避する方法を考えていきたいと思います。

では、まずは、家族信託のデメリットについて具体的に確認していく前に、そもそも家族信託とは何なのか、家族信託そのものについて簡単に確認することから始めましょう。
「家族信託」とは、認知症や事故・病気等に伴い、判断能力が減退ないし喪失状態となると、預金引出や建替え、大規模修繕、借入、賃貸経営、不動産売却、土地権利関係整理、証券取引等の法律行為を行えなくなる(相手方が応じてくれなくなる)可能性があり、このような問題を資産凍結と呼びますが、主に、この資産凍結問題を回避する目的で利用できる効果的な方法と言えます。簡単に言えば、「家族信託」とは何らかの原因で判断能力が低下した方の資産が凍結され、日々の生活が難しくなってしまうことを避けることができる便利な方法と言えるでしょう。

家族信託には、
・資産凍結問題を回避し、融資を含む積極的な財産活用を継続できる
・後見制度ほどの事務負担を負わないで済む
・遺言では実現できない遺産相続の形を実現することが出来る
など、メリットが多数あります。

一方で、もちろん家族信託にはデメリットもあります。デメリットは、家族信託という仕組みそのものに起因するものもあれば、家族信託が新たな仕組みであるが故の、社会システムが追い付いていないことによるものもあります。
では、以降では、その家族信託のデメリットについて詳しく見ていきましょう。

本記事の概要図解

司法書士 飯田 真司

<strong>飯田 真司</strong>

世田谷区 家族信託・相続の窓口の司法書士飯田真司と申します。大学在学中はお笑い芸人を目指していたものの、挫折し、司法書士の道へと方向転換致しました。司法書士として頑張りつつも、たまに漫才イベントを企画しています。

専門分野・得意分野
家族信託、税務、財産活
資格
  • 司法書士(法人登録番号:11-00552、登録番号:6918)
  • 簡裁代理(認定番号:1401068)
所属団体名
東京司法書士会
所属事務所
司法書士法人クラフトライフ
所属事務所の所在地
東京都世田谷区用賀4丁目28番21号

活動実績・専門分野

財産の管理・承継に関するリスクマネジメントとその手続きを専門分野とする。司法書士の専門である法務だけでなく、税務、財産活用等多角的な視点による提案力が強み。大手保険代理店、医療法人、社会福祉協議会等、セミナーや勉強会実績多数。

  • 相続登記
  • 家族信託
  • 相続税
  • 不動産活用

初めての相続・家族信託 無料相談

私たちは、司法書士と税理士を中心とする、相続や家族信託のプロフェッショナルです。「何をすればいいか分からない」といった段階からご相談頂けますので、お気軽にご相談下さい。

  • 相続登記
  • 家族信託
  • 相続税
  • 不動産活用

初めての相続・家族信託 無料相談

私たちは、司法書士と税理士を中心とする、相続や家族信託のプロフェッショナルです。「何をすればいいか分からない」といった段階からご相談頂けますので、お気軽にご相談下さい。