相続放棄とは?司法書士がわかりやすく簡単に説明致します!
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相続放棄の手続きは専門家に任せると簡単!
相続放棄の手続きは自力ですることも可能ですが、まとまった時間と労力が必要です。専門家に任せることによって手続きの負担が軽減され、精神的・時間的に楽になるでしょう。
手間が掛からず安心
相続放棄の手続きをするには、必要な戸籍や書類を集めて記入するという作業があります。
例えばあなたが次順位相続人で相続放棄をする場合、先順位が申立てた時に発行された事件番号を記載することで、戸籍謄本等の再提出が不要となります。しかし、先順位とは疎遠で相続放棄をしたとの連絡もないような場合は、最初から手続きを進めなければならないでしょう。
必要な戸籍を全て集める作業は、ケースによっては難易度が高くなります。例えば被相続人が生存中に本籍を変更したり、離婚と再婚を繰り返したりした場合、集める戸籍の数と確認作業が通常よりも増えてしまいます。これらの作業を専門家に代行してもらうことによって、精神的・時間的に余裕ができるでしょう。
熟慮期間経過後も対応してくれる
熟慮期間が過ぎた後に相続放棄できる可能性はゼロではありません。しかし、熟慮期間が経過した正当な理由を家庭裁判所に伝える必要があり、一般の人にとって難易度はかなり高いと言ってよいでしょう。熟慮期間経過後の相続放棄の手続きについて経験が豊富な専門家であれば、適切に対応してくれることが期待できます。
次順位相続人の相続放棄も対応してくれる
先順相続人から次順位相続人に相続する権利が移り、次順位相続人が相続放棄をするかどうかを検討するケースにも、専門家は対応します。相続することを予期していなければ、故人が遺した財産の評価から作業を進める必要があるでしょう。財産評価は、時間と専門知識を要します。また、次順位相続人は先順位相続人全員の戸籍を準備する必要があるため、準備の段階から大きな負担になりがちです。
専門家は、財産を正確に評価したうえで依頼人に相続放棄の適否に関するアドバイスをします。そして、最終的に相続放棄を決めた場合は、相続放棄の申立てという手間のかかる作業も代行してくれるでしょう。
相続放棄の専門家費用相場
相続放棄を依頼できる専門家は、司法書士か弁護士となります。費用相場は概ね5~10万円ほどです。実際にかかる費用についてはばらつきがありますので、依頼先の料金形態を確認することが大切です。